日焼け止めの正しい塗り方:効果を最大限に引き出す秘訣

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「日焼け止めを塗っているのに焼けてしまう…」そんな経験はありませんか?
もしかしたら、その原因は日焼け止めの「塗り方」にあるかもしれません。
紫外線は肌の老化を早めるだけでなく、シミやそばかす、さらには皮膚がんのリスクを高めることも。
日焼け止めの効果を最大限に引き出し、肌を紫外線からしっかり守るためには、正しい塗り方を知ることが不可欠です。
本記事では、顔と体それぞれの適切な日焼け止めの塗り方から、効果を長持ちさせるコツまで、詳しく解説していきます。

 日焼け止めの種類と選び方:あなたに合った一本を見つけよう

日焼け止めには、様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。
効果的な塗り方を実践するためにも、まずは自分に合った日焼け止めを選ぶことが重要です。

日焼け止めの効果を示す指標として、SPFPAがあります。

  • SPF (Sun Protection Factor):UV-B(シミやそばかす、炎症の原因となる紫外線)を防ぐ効果を示す数値です。
    SPF50+が国内最高値で、数値が高いほど効果が長持ちします。
  • PA (Protection Grade of UVA):UV-A(シワやたるみの原因となる紫外線)を防ぐ効果を示す数値です。
    「PA++++」が国内最高値で、「+」の数が多いほど効果が高まります。

日常使いであればSPF20~30、PA++~+++程度で十分ですが、レジャーや炎天下での活動時にはSPF50+、PA++++を選ぶと良いでしょう。

また、日焼け止めのテクスチャーも様々です。

  • ミルク・クリームタイプ:保湿力が高く、肌に密着しやすいのが特徴です。
    乾燥肌の方や、しっかりカバーしたい方におすすめです。
  • ジェルタイプ:みずみずしいテクスチャーで伸びが良く、ベタつきにくいのが特徴です。
    脂性肌の方や、さっぱりとした使用感が好みの方に適しています。
  • スプレータイプ:手軽に塗ることができ、塗り直しや広範囲に使うのに便利です。
    ただし、ムラになりやすいので、他のタイプと併用するのがおすすめです。
  • スティックタイプ:持ち運びやすく、手を汚さずに塗れるのが魅力です。
    ピンポイントで塗りたい箇所にも便利です。

ご自身の肌質や使用シーンに合わせて、最適な日焼け止めを選びましょう。

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顔への正しい日焼け止めの塗り方:ムラなく守るポイント

顔は常に紫外線を浴びるため、特に丁寧なケアが必要です。
正しい塗り方で、ムラなく日焼け止めを塗布しましょう。

  1. 適量を守る: 顔全体で500円玉大を目安に、日焼け止めを手のひらに出します。
    量が少ないと十分な効果が得られません。
  2. 5点置き: 額、鼻、両頬、あごの5カ所に日焼け止めを置きます。
  3. 内側から外側へ: 指の腹を使って、顔の中心から外側に向かって優しく伸ばします。
    この時、こすりつけず、肌の上を滑らせるように塗るのがポイントです。
  4. 重ね塗り: 特に紫外線を浴びやすい頬骨や鼻筋、目元などは、少量ずつ重ね塗りをすると効果的です。
  5. フェイスライン・耳・首元: 忘れがちなフェイスライン、耳、首元にもしっかりと塗ります。
    首は上から下へ、デコルテまで広げるように塗りましょう。

化粧下地として使う場合は、スキンケアの最後に日焼け止めを塗り、その上からファンデーションなどを重ねてください。

体への正しい日焼け止めの塗り方:広範囲を確実にカバー

体も顔と同様に、ムラなく塗ることが大切です。特に、屋外での活動が多い場合は、惜しみなくたっぷり塗布しましょう。

  1. たっぷり手に取る: 腕なら片腕につき10円玉2枚分、脚なら片脚につき500円玉1枚分が目安です。
  2. 広範囲に点置き: 塗る範囲に数カ所点々と日焼け止めを置きます。
  3. 広い面で均一に伸ばす: 手のひら全体を使って、広い面でムラなく均一に伸ばしていきます。
    ゴシゴシこすらず、滑らせるように塗るのがコツです。
  4. 塗り忘れやすい部分: 首の後ろ、襟足、肩、ひじの内側・外側、ひざの裏側、足の甲など、塗り忘れやすい部分にも意識して塗布しましょう。
    特に、サンダルを履く際は足の甲も忘れずに。
  5. 背中: 自分では塗りにくい背中には、スプレータイプを併用したり、家族や友人に手伝ってもらったりすると良いでしょう。

日焼け止めの効果を長持ちさせるコツ:塗り直しと落とし方

日焼け止めは、一度塗れば一日中効果が持続するわけではありません。
効果を最大限に発揮させるためには、適切なタイミングでの塗り直しが非常に重要です。

  • 汗をかいた後: 大量の汗をかいたり、タオルで拭いたりした後は、日焼け止めが落ちてしまっている可能性が高いです。
    すぐに塗り直しましょう。
  • 水に濡れた後: プールや海に入った後は、耐水性の高いタイプであっても、必ず塗り直してください。
  • 摩擦があった後: 衣類やバッグ、帽子などで擦れた部分は、日焼け止めが取れやすいので、こまめに確認し、必要であれば塗り直します。
  • 2~3時間ごと: 特別な活動がなくても、2~3時間おきに塗り直すのが理想的です。
    特に、屋外で長時間過ごす場合は、より頻繁に塗り直すことを心がけましょう。

また、日焼け止めは、その効果が高いほど肌に密着しやすい傾向があります。そのため、夜にはクレンジングでしっかりと落とすことが大切です。
普段の洗顔料で落ちるタイプもありますが、ウォータープルーフタイプなど、落ちにくい日焼け止めは専用のクレンジングやオイルクレンジングを使用することをおすすめします。
落とし残しは肌トラブルの原因となることがあるので、丁寧な洗顔を心がけましょう。

日焼け止め以外の紫外線対策:総合的なアプローチで肌を守る

日焼け止めを正しく塗ることは非常に重要ですが、紫外線対策はそれだけではありません。
日焼け止めと合わせて、他の対策も行うことで、より効果的に肌を紫外線から守ることができます。

  • UVカット効果のある衣類: 最近では、UVカット機能を持つカーディガンやパーカー、帽子などが豊富に販売されています。
    これらを着用することで、物理的に紫外線を遮断できます。
  • 帽子・日傘: 顔や頭皮、首元を紫外線から守るために、つばの広い帽子や日傘を活用しましょう。
  • サングラス: 紫外線は目にもダメージを与えます。UVカット機能付きのサングラスを着用し、目も保護しましょう。
  • 日中の外出を避ける: 紫外線が最も強い時間帯(午前10時~午後2時頃)の外出はできるだけ避け、室内で過ごす時間を増やすのも有効な対策です。
  • インナーケア: 抗酸化作用のあるビタミンCやE、ポリフェノールなどを積極的に摂取することも、体の内側から紫外線によるダメージを軽減する助けになります。

日焼け止めの正しい塗布方法と、これらの総合的な紫外線対策を組み合わせることで、あなたの肌を紫外線から強力に守り、健やかな状態を保つことができます。
今日からぜひ、効果的な紫外線対策を実践してみてください。

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